菅野美穂さんのドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」による社会派フィクション物語入門 巨悪の構造

菅野美穂さんのドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」による
社会派フィクション物語入門 巨悪の構造

ギルティでは芽衣子は複数の復讐ターゲットに自殺に追い込む形もとった。
(1)あの程度で悪人が自殺するなんて意見
(2)あの自殺に追い込む手法は、いくら芽衣子でも非道すぎる
という意見もあるようだった。

ただ穂影は、それをあまり、不自然だとは考えない。
「田中角栄 運転手 自殺」でググルと、過去の様々な自殺者が連鎖的に検索できる。
穂影はとくに田中角栄の周辺で、興味ある死があると多いとか、関係者が間違いなく悪人だと断定する訳ではないが
他の有名な死を検索するに、応用できるキーワドであることは、現象的な事実ではあると思う。
こうした、政治家の周辺、実業家の周辺、金融、司法、医療の周辺の死の一連を俯瞰すれば
その死の当事者の中には、悪人の世界に身をおいていた者も少なくないと思われる。

悪人の中には、悪事が暴かれる窮地によって、上役の悪事の秘密を守る為に
死を選択する小悪人は、決して少なくないのだ。
それが、穂影の歴史観、悪人観でもある。勿論そうでない生に執着する死を恐れる悪人も多い。

弱い立場の悪人のかたわれだと、自分が自首、自供したところで
本当の巨悪、黒幕までには手がおよばないことも考えるであろう
とすれば、息子、娘、本人には知られないところで
入学、就職や結婚で、巨悪に便宜をはかってもらえる可能性どころか
巨悪が考える、みせしめの反動で、妨害されて息子、娘が不幸になることも考えるだろう。
自分が自首、自供したとこことで、自分が肩棒をかついだ、巨悪、黒幕が崩壊したとして
敵対勢力の巨悪が喜んだとしても、この別の巨悪が褒めてくれる訳ではない。
自分達の悪の鉄則を守る為に、この巨悪もまた、敵の裏切り者を見せしめとし
本人、その息子、娘の入学、就職や結婚で、裏に手をまわして、妨害するであろう。
そして、自分達の小悪党仲間に、裏切ったら孫の代までえんえんと、ああなるのだと、ほのめかす。
こうした巨悪の文化があり、黒幕たちは自分の身を守っているのである。
巨悪達の世界が生み出す、同和問題のようなものが存在するのだ。

断定はできない、しかし憶測の虚構だとしても、いくばくかのリアリティがあるのが、この世の中なのである。

芽衣子は、三和や堂島からの情報によって、こうした世の中の構造に、思いあたったとしても
不自然ではないと思われる。本当の黒幕がいて、それが誰だか判らないにしても
三和や堂島からの情報によって、銀行員や学園元理事長が、嘘の証言をして、極悪人の側にいることが判れば
充分にこの構造が推定できる。
芽衣子の戦略は極めて合理的で正しい。銀行員や学園元理事長をリンチにかけも、黒幕は暴けない。
あの手法で、黒幕をおびきよせるのが最善の策である。

優しい芽衣子はあの手法によって、罪のない、銀行員や学園元理事長ら、の家族を守っているのである。
あの銀行、学園元理事長らの罪は、死に値するものであると同時に、罪のない彼らの家族の幸福を守る為に
自供させずに、死なせてあげているのである、殺してあげているのである。
自供していない、巨悪を裏切っていないという、大義名分を、罪のない彼らの家族の為に作ってあげているのである。
芽衣子が立派なのは、それで終わらせない、頂点の黒幕を抹殺する決意にある。
自衛隊では日本を、地球防衛隊では地球を守れない、悩み多き純真な庶民の女の子から生まれた
ガメラやウルトラマンのごときヒーローである。

小悪党こそ悪魔と契約したもの達だ。そんなことで子孫安泰などもっての他。
巨悪同士で、ヤクザの抗争よろしくやって、死人がでるのは勝手である。

しかし、芽衣子、芽衣子の家族、善良な人間を巻き込んだ。
立ち上がる芽衣子。スーパーヒーローである。

穂影は、この設定にリアリティを感じる。見事な設定のドラマだと思う。
そして、それは芽衣子演じる菅野美穂さんだからだと思うのである。

芽衣子は、本当には巨悪には勝てなかった。この悲しさにも涙すべきドラマだ。
しかし穂影は設定の社会に対する怒りが勝って泣けない性分なのである。
この怒りの気持ちが好きで、社会派フィクション物語を好む穂影である。

エンタメとしてもどうしても必要な現代的な奇想天外(稚拙さ)はあるものの
久しぶりに黒澤明監督の傑作の1つ「悪い奴ほどよく眠る」以来の怒りを少し感じさせるドラマだった。

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菅野美穂さんの「ギルティ悪魔と契約した女」が終わって(1)芽衣子の決意 死刑廃止論必要論

これは、穂影の思いであって
決して、ドラマ、ギルティの意図だとは、微塵も思っていないが
穂影は、この ギルティというドラマ、死刑廃止論を疑問に思うきっかけでもあった。

法律に詳しくなくて恐縮だが、芽衣子の冤罪の事件が15年前だとして
真犯人は時効ということになるのだろうか?
それとも、犯人が芽衣子という冤罪被害者が出て服役していたことを知っていたとして
時効は成立はしないのだろうか?
穂影は、このようなケースでは時効が成立しないのを期待したい。
そういえば、最近、これに関係なく殺人罪とかにおける時効が廃止されたような気もする。(汗 汗)

穂影は、今の世の中、もし、芽衣子が復讐を実行することなく
15年の服役の後、冤罪を晴らすことができて、あのような首謀真犯人が捕まっても
仮に時効でなくても、あの首謀真犯人は、死刑は免れるような気がする。

あるいは、芽衣子が冤罪に陥れられることなく、あの首謀真犯人が事件後すぐに捕まっても
死刑は免れるような気がする。

この辺は溝口の件からもうかがえる。

さて、このような場合、芽衣子は、愛する甥っ子、愛する姉の夫を殺した恨みで
死刑を免れた真犯人を殺すことを考えるだろうか?
そこは微妙ではあるが、その気持ちは生じたとしても、実行はしないだろうと思う。
冤罪が生じていなければ、芽衣子の姉も自殺はしなかっただろうから
死刑を免れた真犯人を殺したいと思うのは、我が子と夫を失った姉の方だろう。

しかし、ドラマの設定では、芽衣子は冤罪で15年服役し、姉も自殺に追い込まれている。
こうなると、芽衣子が真犯人達を殺したくなる気持ち、実行してしまったことは
穂影でなくても、肯定的になれる人間は少なくないと思う。

ここで、考えてしまうのは、芽衣子が冤罪で死刑にならずに済んだのは
ドラマ設定上とは言え、今の日本の死刑廃止論基調だからの現実味とも言えるからで
このドラマは結構、ややこしいことを提供している。

ドラマ設定上、菅野さんが演じるにふさわしい、芽衣子はこの辺どのように考えていただろうか?
穂影は、芽衣子は死刑肯定論者ではないと思う。何故なら自分のような冤罪者が実際にいたのだろうから。
いや違う、芽衣子は世の中には、死をもって償うしかない犯罪者は確かにいて、償わされべきだが
それを決定する能力は、国家権力、警察、司法にはない、と結論したと思える。

芽衣子の結論は、死を覚悟しての、復讐。それしか答えがなかった。
悪魔と契約したその時である。復讐をやり遂げるまでの、かりそめの命である。

思い定めてしまえば、まさに悪魔に身を売る、憑依、二重人格の世界である。
実際、芽衣子の悪魔の世界は、ストーカーの執念である。
その達成感しか、かりそめの命の、楽しみはない。
穂影には、ドラマ上、十分なリアリティがあると思っている。

さて、首謀格の真犯人はともかく、その関係者まで、死をもって償わすべきか?
穂影は、芽衣子の決意を肯定できる。芽衣子の冤罪を知りながら、それを放置
というより、芽衣子の悲惨の犠牲の上に、生活を貪る。これは死に値するだろう。

ただ、ドラマ「ギルティ悪魔と契約した女」の本質は、エンタメとしての面白さにあるのだろうとは思う。
あまり、小難しい深さ、問題意識は売りであるべきでもないだろう。
寺尾聰 さんの主演の被害者家族の復讐劇「さまよう刃」とは、同質にはなれない。
作品でもあり脚本でもある原作に投入されているパワーが違う。

しかし、菅野美穂という女優は、一生懸命な演技が決してそれから、際限なく、遠くにもなれない役者である。
一生懸命なテイストを演技を通じて作品に吹き込んでしまう女優である。

菅野さんにとって良いドラマだったと思う。菅野さんでなくては、演じきれない芽衣子であった。

穂影は生来の性格、悲恋とかで泣けないのだが、
人情のハッピーエンドで泣けても、悲惨な姿、悲惨な結末で泣けないのだが
そんな背景を許す、社会環境に対する怒り、それを正す決意が勝って泣けないのだが

最終話、おおいに泣けたという視聴者も少なくないようで、
それは、芽衣子の心情を深く理解しているとことで、立派なことだと思う。
菅野さんの手柄でもあるし、菅野さんの一生懸命に報いている理解者でもある。

この点、穂影は菅野さんファン失格というか、損な性格のようである。

菅野さんは、どんな仕事でも、一生懸命だから、
一生懸命だから、仕事が面白くなると、考える人だから
関係者の限界、意向を納得してあげて、考えた末の、菅野さんの一生懸命は
視聴者にとっても、演技を通じて作品が面白くなる人だから、そんな底上げ役者さんであるから
菅野さんが考えたであろう、役のプロファイリングは
作品の本質を考える上でも重要であろうと考える穂影である。

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菅野美穂さんの「ギルティ悪魔と契約した女」第9、10、最終回(1)

第9話、10話と放送され、ついに最終回(11話)が終わってしまった。

私は第9話、凄く面白かった。堂島さん(唐沢寿明さん)が素晴らしかった。

当初、菅野さんら出演陣の素晴らしさに、脚本陣が助けられたと思っていたが
後半、脚本陣が追いついてきていた。第9話は、堂島のカッコ良さで素晴らしかった。

しかし、10話、最終回。評価はひとそれぞれだだろうが、穂影はもの足りなく思う。
ある意味、9話までが、9話が素晴らしすぎたのかも知れない。

出演陣の演技が素晴らしいので、再鑑賞するだろうが、期待は9話までで

10話、最終話は、かろうじて、菅野さんらの演技陣の仕事があるからに過ぎない。
穂影は正直なところ、そう思ってしまう。

まじまめな、菅野さんらだから、最後まで、一生懸命、演じられたのだろうけど
最終話は、菅野さんらも、少し困ったところは、なかっただろうか?
菅野さんは、一点の曇りもなく、菅野さんの考える芽衣子で、10話、最終話を演じきれただろうか?
監督、脚本、演出陣の考える芽衣子で、彼ら程度だったらそう考えるであろう芽衣子に納得して、一生懸命やるしか、なかっただろうか?

菅野さんが、そうなら、玉木さん、吉瀬さんらだってそうだろう。

10話、最終話、演技陣に落ち度は何ひとつない。

じゃあ、9話までに較べて、穂影が何が気に入らなかったのか、考えてみたい。
監督・脚本陣に、何かのブレがあっただろうのか?

最初からこんなもので、9回までの良さはフロックで、その後は、なんとかなるさで、あまり考えていなかったのだろうか?
なら、スタートから杜撰な企画のドラマだ。菅野さん、唐沢さん、玉木さんらの、お仕事が惜しい。

菅野さんらは、結末を知らされないで、演じていたそうだが、
唐沢さんもだろうか? 8話ぐらいのときには、9話の結末を知らされていただろうか?
この辺は楽しい謎である。1話から再鑑賞するときの見どころでもある。

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菅野美穂さんの「ギルティ悪魔と契約した女」第8回(1)

菅野美穂さんの「ギルティ悪魔と契約した女」第8回(1)

●溝口(金井勇太さん)
穂影はこのドラマの初頭で溝口は、比較的、端役かと思っていて、
でも、なかなか、演技力のある俳優さんだと思った。
結果、結構、重要な役で、この役者さんの技量が生きている
これが、このドラマの品質の良さでもある。

この役者さん、撮影の合間、菅野さんとどう接しているのか
興味を持ってしまう穂影である。

このドラマ、当初は芽衣子の悪魔ぶりに引いてしまう人もいると聞いたが
今は、この溝口の醜悪ぶりに引いてしまっている人もいるかも。
ある意味、役者冥利、ドラマの面白さでもある

モナリザの凝視、モナリザのまなざし
穂影はレオナルド・ダビンチのモナリザの像を
美女の像だとは思ってなくて、美女として魅力のある像だとは思っていないのだが
このドラマの菅野美穂さん、髪型のせいもあって、モナリザが美女の像であるべきなら
現代的に、このドラマの菅野美穂さんのようであるべきかと思ったりもする。
(髪型としては、愛し君へのときに近いのかな)
化粧品のCMの菅野さんも魅力的だが
菅野美穂さんの美女ぶりとしても、新しい価値ある画像を提供してくれているこのドラマである。
高尚、ハイブローなアートな美女ぶりかと思う。
レオナルドのモナリザは、微笑、謎の微笑として、知られる。
悪魔の芽衣子の笑みも劣らず魅力的だが、
菅野・芽衣子モナリザとしては、凝視、まなざし、眼力(めじから)も圧倒的かと思う。
この髪型での魅力は、素の菅野さん、天使の芽衣子も、悪魔の芽衣子に負けているか?

天使と悪魔の狭間でゆらぐ芽衣子が最高のモナリザのまなざしである。
見た目の魅力で役が素に勝つ。女優である。
美しいから女優になれるのではなく、グラビア、CMよりも、
女優であるとき、演技しているときが最も美しい
。これが女優である。
でも菅野さんは、ドラマ撮影カメラマンは凄いなって思っているのである。
注文なんかされなくても、撮り甲斐のある、ドラマ撮影カメラメンのモチベーションを上げる女優である。

カンノでいい絵が撮れないと、カンノのドラマ・映画を撮ったことのある
カメラマン達からカンノの本当の魅力を撮り逃がしていると批判され見下されてしまう。
菅野さんは優しいのに、カメラマンに緊張を強いる女優である。

カメラマンにダメ出しをしないから、恐い大女優なのだ。撮り甲斐のある大女優なのだ。

芽衣子 VS 万里
この二人、互いに憎みあってる訳でもないし、
心の底から、こんな女と思っている訳でもない。
でも、一人の男を思っていることから
ついつい出てしまう、敵愾心。
お二人とも素晴らしい演技である。
特に、CM等、上り坂にある、吉瀬美智子さんであるが、仕事の善し悪しが判る業界からもさらに評価が上がりそう
演技である。

あなたは 私と違うんだから
つい出てしまう言葉としては、深く追求することでもないのだが。
ただ、人を死をもって、償わせることまで、裁く理由と動機については
このドラマが始まってから、つらつら考えてはいた。
芽衣子は、義兄と甥っ子を殺されている、間接的に姉も死に追いやられている。
母の精神も破壊されてしまっている。

犠牲者家族である。真島も大切な部下を殺されている、自分の責任の範囲で殺されているという意味で
被害者家族に近い。
しかし、芽衣子は、真島には裁いてはいけないと言う。
ふたつの解釈がある。真島は被害者家族でないという論法。
もうひとつは、被害者家族でも、裁いてはいけないけど、私はそれだけだじゃないという意味。
穂影はそうだとしたら、芽衣子が正しいと思う。

溝口は、直接的には、本来の芽衣子のターゲットではなかったが
ここまで、やってきてしまった芽衣子は、もうついでだから、真島の為に溝口の抹殺を決意する

芽衣子の家庭環境
芽衣子の姉は出来が良いようだ。芽衣子はそんな姉を尊敬し、愛していたようだ。
姉は単に世間的に出来が良いだけでなく、人間的も立派、上等である。

母親よりも、上等である。こうしたことは、実際には、当たり前で、
一般的な良くあるトンビが鷹を生むケースである。
自然界の実情、便宜上の言い方だが神様は、
遺伝形質として、形状、身体の能力を引き継ぐことに較べれば
大脳皮質上の機能を引き継がせることには、まったく興味がないことで
結果は、とるに足らない揺らぎとしている。
だから、ノーベル賞級の学習能力など、誰の子から生まれるかは、全く判らない。
大脳皮質の機能で、ノミの夫婦から像のような子が生まれてしまうかような結果は
人間の勝手な解釈で、神様にとっては、そんなことさほどの違いほどのことでもない興味外のことで
遺伝子で安定させるように図るほどの継承資質ではない。

母親は未熟なので、出来の良い姉を良しとして、妹をなじる
このようなケースの場合、姉は決してこのような親を肯定しない。
究極の選択としては、より上質な対象として、母より妹を被保護対象として選択する。

それでも姉は、妹に、母を許すように、陰に諭す。妹にもそれが理解できる上等さがある。

子が親を手本にして良い確率は常に50%程度である。50%は親より上等で品格がある

芽衣子は、自分に課したミッションの実行において
すまないと思うのは、姉に対してだけであるが
その姉を失ってしまった、恨みがが最大の動機でもある。

あるいは、すまないと思うのは、信頼してくれている
琴美、綾乃たち(善良な視聴者)に対してかも知れない。

姉にもらった、ペンダントを握りしめる芽衣子は
わた教で、胸の明日香の作文に手をあてる、珠子のようである。

芽衣子が契約した悪魔
芽衣子が契約した悪魔は女の悪魔かと思う。芽衣子じゃ彼女の力を借りると、超人的な能力と運の強さである。
契約した女の悪魔は、芽衣子の姉の霊かとも思ってしまう穂影である。

冤罪の真相は
堂島の言う、宇喜田の後ろのデカイやつの正体にワクワクする穂影である。
それと知りたいのは、芽衣子の冤罪の殺人は誰を狙った、何の目的だったかである。

芽衣子の義兄、甥っ子は、単なる無差別殺人の愉快犯の犠牲になっただけで
その愉快犯が、権力者の身うちで、芽衣子に罪をかぶせたのかも知れないが
その辺が今後の楽しみでもある。

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菅野美穂さんの「ギルティ 悪魔と契約した女」第6,7回(1)

さらに面白くなってきた
「ギルティ 悪魔と契約した女」、第6、7回の放映が終わった。
第5回まで、穂影はやや脚本より、菅野美穂さんはじめ、役者陣の技量に助けてられていること大と認識していた。第6、7回で、脚本等の良さが、それに追いついてきた、各段に面白くなってきた。

琴美と綾乃 ペット・トリマーの世界
ペットサロン・モアンジュのオーナー琴美(横山めぐみさん)、芽衣子の同僚の矢部綾乃(滝沢沙織さん)、良い人達だ。綾乃は秘かに、芽衣子をうらやみ、悪意を胸に秘めている役かと疑った。考えて見れば、この疑いは、穂影なりに、ドラマの定番かと思ったからである。例えば、「愛をください」の李理香(菅野美穂さん)の保育園の同僚、進藤未明(原沙知絵さん)のような役かと疑った。滝沢沙織さんは、原沙知絵さんのように、そんな重要な役をこなせる、役者さんだろうからでもある。でも、「愛くだ」と違って、このギルティで、そんなだと定番すぎて、脚本がチープになってしまうかも知れない。芽衣子の復讐心の強さを知って、普通の市民として、ある程度引いてしまうのは、ともかくとして、是非、琴美と綾乃には最後まで、良いひとであって欲しいと思う。「芽衣子さんの、犬達との触れあい方を見て知っている私達には、芽衣子さんが悪い人だとは思えない。よほどの事情が」そんな琴美、綾乃のセリフを期待してしまう穂影である。琴美、綾乃ファンが増えるのを期待する穂影である。

失われなかったはずの芽衣子の人生。その片りんを、真に知ることができているのは、真島でも三輪でもなく、琴美、綾乃、犬達だけだ。芽衣子のターゲットへの、共通の憎しみを、真島とは違った面から、強く感じられるのは、我々視聴者とともに、琴美、綾乃、犬達だ。

やきもちの穂影は、芽衣子には、真島ではなくて、琴美、綾乃、犬達、トリマーを選んで欲しいのかもしれない。(笑い)

ギルティは基本的に、ドロドロ系のドラマである。琴美と綾乃のキャラは、このドラマにあって一服の温かさがある。重要なキャラかと思う。予断、油断には気をつけたいが、穂影は最後まで、そうあって欲しいと願う。ペットのトリマーさん達は、良いひとたち、そんな印象を視聴者に持たせたっていいじゃないか。トリマー志望の人達が増えたっていいじゃないか。

ヒーロー 悪魔の芽衣子
善良な社会人としてはではなく、ドラマというバーチャールを楽しんでいる視聴者としては、私刑、復讐の是非はともかくとして、執行者して、悪魔の芽衣子は、メチャクチャクールでカッコイイ。ゴルゴ13並みのところもある上で、さて困った的な困難克服ミッション達成系の人間味のある汗くささもあり、絶妙かと思う。
女性陣ファンにも共感・絶賛して欲しいヒーローぶりである。悪事をくじくヒーローは今や男性名詞ではないのだ。

悲恋のヒロイン芽衣子
菅野美穂さんファンの女性ファンは、ギルティを観てくれていると思うが、女性には薦めたいドラマである。穂影も女に生まれていたら、菅野美穂さん、玉木宏さんの演技で、芽衣子の悲恋、芽衣子以上に泣けるのかも知れない。男に生まれている損ではある。

あふれる魅力で男性も魅了する女優・菅野美穂さんだが、自分が女性ファンだったら、もっとその真の役者としての凄さが判るかも知れないのに、そんな風に男性ファン穂影に思わせる女優は菅野美穂さんをおいては他にはいないだろう。

いくつになっても、女の子なら誰でも持っている恐さ (ちょっと失礼)

このドラマの核心の1つは、芽衣子が背負わされてしまった、悲惨さんにあるので
この感想は、不謹慎な軽いものである。でもドラマの存在価値は、深刻さにあるのではなく、面白さ、楽しさである。エンタメなのだから。

真島が刑事であることを知った芽衣子。真島がそれを隠していて、それを探る芽衣子。
ちょっと、真島にも、ターゲットへのような悪魔資質を使う芽衣子だが、それが微妙・絶妙で面白い。菅野さん自身も楽しんでいるんじゃないだろうか?
恋人、旦那の浮気心を、いたぶり、追いつめる、女の勘のクールさ機微、かけひき。女として生まれたら、一度はふるってみたいこの力。これを使わずじまいでは、女として生まれてきた人生のだいご味は半分になってしまうかも知れない(笑い)。

素の菅野さんは、どうだろうか? プライベートで菅野さんにこれを使わせるターゲットがうらやましい。菅野さんには、お仕事の演技だけでこの力を極め、使い果たして欲しいかな(笑い)

もしかしたら、女の子は、この力を使いたくて、恋をするのかも(笑い)
女子に対して、この力の小悪魔の称号は、悪口ではなくて、健全健康な賞賛でもある。

芽衣子が契約した悪魔はきっと女の悪魔だろう。芽衣子のターゲットについているのは男の悪魔。女の悪魔が男の悪魔を打ち負かす。そんな面白さもある。

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菅野美穂さんの「ギルティ 悪魔と契約した女」第5回(1)

忙しくなって、感想を書く時間が十分に取れない。

ドラマの展開はまた、ますます、面白くなってきた。先の感想では、ターゲットの祖母を母と書き間違っていた。

芽衣子は、この5回までで、4人を死に追いやった。

今回のターゲットと、先々回の松永は、死なないと、家族等に危害を与えるぞという芽衣子の脅迫によって、死に追い込まれたという感じは薄い。特に、松永の場合はそうだった。脅迫は効き目がなかった。芽衣子はそれを見越していたので、あれは自殺に追い込んだのではなくて、ほぼ殺人である。

今回のターゲットは、祖母、彼女を助ける為ではなくて、絶望に追い込むという形で、自殺させたかと思う。

その意味では、最初の二人よりも、後の二人の死に方の方が判りやすい。

最初の二人も、孫の赤ちゃんを助ける為、妻を守る為、というより、今回のターゲットのように、絶望に追い込まれた、背後の黒幕の恐怖から死を選んだのではないかと思える。

その意味では、効果的な、今回のターゲットの設定だったと思う。

穂影は、ターゲット達は、黒幕の性格を知っていて、口を割ると、単に殺されるのではなくて、見せしめの為に、それはそれは、残忍な殺され方をされるというのを、知っているのではないかと解釈した。

穂影は、本当に面白いドラマだと思う。

特に、これからは、芽衣子が真島が自分を調べている刑事だったことを知ってしまったので、目が離せない。

穂影は、恥ずかしながら、真島達が、一連の自殺で、三輪を疑っているとは、思ってなかった。言われてみれば、なるほどである。良くできている。

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菅野美穂さんの「ギルティ 悪魔と契約した女」第4回(1)

第4回は、オンエアで観たまま、録画では再鑑賞していない。

この回は、はじめて、芽衣子の悪魔はミッション未達成で、新たなターゲットが現れたものの、死に追いやるは第5回以降のようだ。

その分、悪魔の活躍は、今回はやや、控え目で、悪魔になりきっていない?、体を貸していない?憑依されていない?普段?の芽衣子、恋に揺れる芽衣子が中心だったかも知れない。

さらに、冤罪とは言え、罪を犯したものと思われるしかない、出所した芽衣子の境遇に関するストーリー展開でもあった。ここで、三輪とペットサロン、芽衣子の関係は、保護観察という線でクリアになった。

映画、ドラマだと、服役歴などの過去を背負った登場人物というのは、キャラに暗い影があるというのが多いが、芽衣子は必ずしも、そうではない。それも、あり得るリアリティかとも思う。まして芽衣子は冤罪である。(本当は冤罪こそ、明るくなれないような気もするが)

穂影は、更生できることも含めて、打たれ強い、強靭な人間は、現実逃避も上手に使って、厳しい状況にあっても、明るく振舞えるのも、リアリティかと思う。いつまでも、終始、暗い鎮痛なおもむきのままである人間は、苦難を克服、状況を打破できない。

これまで、芽衣子が死に追いやった3人と、今回の新たな1人のターゲット中、松永以外の3人は、芽衣子の冤罪をつくった、偽証証人達だったようだ。5回目以降、後半はもっと巨悪のターゲットが現れるのではと、楽しみだ。

また、今回のターゲットは、これまでと違って、生きているうちに、真島達に芽衣子のターゲット候補だと、認知されていて、その意味でも、今後の展開に興味が持てる構成となっている。

新しいターゲットの恋人の若いタレントや、ターゲットの母親など、罪のない関係者には、優しそうな芽衣子

芽衣子が冤罪を着せられたとき、芽衣子の母もつらっかたかも知れない。芽衣子と社会、どちらが悪魔なのだろうか? ターゲットの関係者に優しい芽衣子は、善人というより天使と言うにふさわしい。

罪を憎んで、人も憎む芽衣子ではあるが、罪のない家族は憎まない芽衣子

冤罪に巻き込まれる前の芽衣子は、どんな女の子だったのか気になる穂影。

穂影は小説やドラマで、穂影より、ずっと厳しい境遇にいた登場人物に肩入れして、良く記憶にとどめておくのだが、芽衣子に関しては、普通の女の子の生い立ちを期待したくもある。そんな女の子が悪魔になる、なれるというのも面白い。

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菅野美穂さんの「ギルティ 悪魔と契約した女」第3回(3)

真島の部屋から一人、出てくる芽衣子。先ほどまで、蜜柑ちゃんのようにルンルン、はにかみ、照れ屋だったのに、疲れたような深いため息

蜜柑ちゃんのような芽衣子も仮の姿ではないと思う穂影だが、今は復讐鬼の芽衣子が本当で、蜜柑ちゃんのような、芽衣子は世間を欺く、芽衣子のカモフラージュなのだろうか? 揺らぐ穂影である。面白い。蜜柑ちゃんのような芽衣子は、芽衣子の現実逃避なのかも知れない。だとしたら、これまでの他の単なる復讐ストーリーのドラマよりも、深く悲しいかも知れない。

送ると、真島に呼び止められ、驚く芽衣子。菅野さんは、蜜柑ちゃんのような可愛くて上手い演技。悪魔の芽衣子のように、何かを企んでいるような人間は、こんな反応をしないのが、ドラマのキャラづくりの基本、習慣かと思うが、演技の持ち札の豊富な菅野さん、良いのか悪いのか? でも、ありえないドラマの話とは言え、もしそれが本当だとしたら、案外これがリアリティかなとも思う。菅野さんのすることはなんでも良しとし過ぎであろうか

芽衣子「やめてください。あの私、慣れてないんです。こう、こういう、優しくされるの。すいません。」

真島、アンを相手にして「お前、なんか見てるな」

思い詰めたように、夜道を歩く芽衣子。実はすでに第4回目を見ているのだが、この芽衣子は悪魔・復讐の実行犯である芽衣子ではなくて、重くつらい過去を背負う、恋をしかかっている芽衣子の悲しい姿かと思う。天使と悪魔の狭間にある、強烈な葛藤の中にある芽衣子。静かな菅野さんの演技が光る。

そして、第3回の第2幕が開く。美咲の手術。松永への復讐実行。

事務所の松永、秘書にお嬢さんの手術はと問われて。松永「終わるころに顔だせばいいだろ。だって俺のできることはないからな。」「そんことより民自党のみさわ先生の資料そろえたのか、今晩必要なんだぞ。」ひどいやつだ。

結果的には、都合良く、松永に病院からトラブルの連絡が入るのだが、芽衣子はどう計画したのか?(結局、良く判りません。ヤボ 笑)

松永を追い込む芽衣子の電話。芽衣子「その時点でこの心臓、ふみつけてやる」。さすがにこのセリフは後姿。

芽衣子「携帯を電話ボックスの外に置いて、」。この計画の意味は?

松永「お前はなんて人間だ。まだ、子供を殺すつもりなのか。」。芽衣子「それって、娘の命を助けたいから、それとも、自分の利益の為に、手術を成功させたいから。」。松永「娘を助けたいからに決まってるだろ。血をわけた家族なんだぞ。」。芽衣子「私だって、家族が大切だった。」。「いや、むしろ、私を有罪に仕向けた。」。「なにが真実だったなんて少しも興味がなかったくせに。」。「ねえ、急に態度を変えたのは、やっぱり金の為。」「そうじゃなければ、うだつの上がらない弁護士だったあなたが、あんな事務所持てる訳がない。」。松永「取引しよう。おい金か?。それともお前の、無実を晴らして欲しいのか」。聞いてられないという風の芽衣子。悪魔の芽衣子への指南だろうか。芽衣子「あんたなんかに、頼む馬鹿がどこにいるの」(菅野さんの演技の魅力❤❤❤)。芽衣子「真実を無視した罪は死に値する。命をもって償いなさい。」。「美咲ちゃんに恨みはないらね」。芽衣子「あの薬を混ぜておいたわ、それを一気に飲みなさい。」。「迷ってていいのかなぁ。早くしないと、この心臓、使えなくなるわよ。」。松永「こんなもの。飲めるかぁー!!。」

お見事。芽衣子の悪魔の洞察力と、用意周到。

勝ち誇ったように松永「お前の、思い通り・・・」。

芽衣子の笑みは、エコエコの高笑いより、悪魔だけど、クールでさわやか。より恐いです菅野さん。❤❤❤

未熟な役者さんは、同じ笑顔でも、このシチュエーションではと工夫過剰になる。でも案外、全く正反対のシチュエーションでも使える笑顔が正解で効果的な場合がある。違いは、かすかな微妙さの中にある。若くして、苦労して模索して、獲得した、菅野さんの技である。

芽衣子「やっぱり、飲まなかった。最低な男」

松永が死んだ、電話ボックスの写真を撮る、堂島。自殺演出の為ではあるが、他人が巻き添えにならないように、芽衣子が用意した、電話ボックスの張り紙。携帯を外に置かせたのも、その為か?。携帯を取る堂島。堂島の行動を把握している芽衣子の計算内?

真島からの電話。泣きそうになるのを必死でこらえる芽衣子。せつない。❤♡❤♡❤♡❤♡

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菅野美穂さんの「ギルティ 悪魔と契約した女」第3回(2)

芽衣子の復讐の相手、弁護士の松永はそれなりに、松永の背後は不明ではあるものの、判る。これまでの、桜葉学園の卒業者で銀行員の菅沼、学園の元理事長の北村が、芽衣子の復讐の対象であった理由は、まだ不明だ。早く知りたいと楽しみだ。親友、彼女、彼氏、夫婦で話合えたら楽しいだろう。

病院で医者と。松永「私がどういう人間か知っているだろ、バックに誰かいるか判るな」

警察所内で。万里「刑事だったら、出世より大切なものがあるんじゃない」

真島と堂島の電話。堂島「真犯人なんて興味ないもん。考えてみてよ、真島ちゃん。姉への嫉妬から一家殺害ってほうが、センセーショナでしょ」。松永の後をつける芽衣子をデジカメで盗撮する堂島。ちょっと悲しそうな顔をする堂島。そしてオープニングタイトルと唐沢さんのナレーション。今日の第4回は誰かな?

ペットサロンで。矢部「芽衣子さんて、どんな犬でもおとなしくしてるんですよね。」芽衣子「犬達にはモテんだよねー」。琴美「アンがね育児拒否で鬱状態だって」「自分の子供だと思えないで攻撃しちゃったり」。

これまでかつて、芽衣子と母の関係がどんなだったか、気になる穂影。

真島と芽衣子の母。母「私の娘なんかじゃない。あの子は悪魔の子よ。あの子が私の家族をめちゃくちゃにしたのよ」暴れる母。

真島と芽衣子の電話。芽衣子「アンは、母親になれなかったみたいです」

事務所で松永の電話。松永「美咲の優先順位を一番に変えて頂けるなら、それなりの見返りはさせて頂きます。おたくの議員先生の、今度の裁判、私もずいぶん手をよごさねば、なりませんから」

ペットサロンで芽衣子と真島。真島「自分で産んだのにか」。芽衣子「自分で産んだってわからないみたい。飼い主さんが、そばにいなくて、精神的に不安定し」。真島「そんな理由で、母親なのに」。芽衣子「仕方ないんですよ、みんがみんな、ちゃんと自分の子供を愛せる訳じゃないんです。」。真島に万里から電話が。

万里から呼びだされて、いつものバーの真島。

芽衣子。パソコンの横には赤い封筒が。(この封筒で足がつきそうなんてね 汗汗)。黒い携帯は、松永の秘書から盗んだもの。

アンを連れて歩く、芽衣子と真島。芽衣子「狭いところに閉じ込められたら、普通なくなっちゃいますよね。犬だって。まぁ、人間もか。」

なにかをきりだしかった真島だが、芽衣子のルンルンペースで、言えなかった様子。この辺の演技、演出○。これからドッグ・セラピーのボランティアだと言う芽衣子。

部下、宇喜田に対して「なんかにおうんだよ。三輪さんのこと、こだわりすぎじゃねえか」

松永「ええ、全て順調です。手術が成功して、そのタイミングで病院を売却すれば、そうとうな利益が見込めるでしょ」。ズルの心臓移植も娘の為ではない、松永。

松永の妻に、松永「娘の手術で金が必要なんで、お前の実家を売ることにした」。これを盗聴する芽衣子。

せっかく、破産に追い込んだと思ったのに、松永の悪さはしぶとい。ひるまない、芽衣子の悪魔に、ちょっとエールを送る穂影。

芽衣子と松永の電話。芽衣子「また、いろいろな人の人生をメチャメチャにしてるんだ」。松永「またお前か 」。芽衣子「私を利用して金をせしめただけでしょ。今度は娘の命を利用するなんて、どこまでも強欲な男ね。こんなことマスコミが知ったらどうなるかなぁ。心臓を横取りされた人達も、だまってないだろうし。」

やる~芽衣子の悪魔。菅野さんの悪魔。クールでシビレます。❤❤❤

真島が自分の部屋に芽衣子を招くところを目撃する万里。軽い演技だけど、それが○の吉瀬さん。

芽衣子に警官であることが、バレそうな、緊張のシーン。(真島君、不用意ですぞ! 笑)。でもドキドキする。(笑)

なんか、天使の芽衣子は気づいていなけど、悪魔の、芽衣子の悪魔は気づいているんじゃないかと、思う穂影。芽衣子の悪魔は、芽衣子を離れた能力者のように思う。芽衣子の悪魔は、天使の芽衣子を守る為に、天使の芽衣子には、知っていること教えない芽衣子は、悪魔は芽衣子を使って何をしているのか知らないんじゃないかと思う。多重人格精神医学の神秘特命・仰天ネタ的憑依の世界

菅野さんの蜜柑ちゃん的な演技の中に微秒にそれを感じる穂影。菅野さんの演技は脚本を深くする。

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菅野美穂さんの「ギルティ 悪魔と契約した女」第3回(1)

1回放送から、録画で2回目を見ながら、感想を書いていたが、この3回では、まず、大まかに感想を書いてみる。

菅野さんのドラマは、観終わってみると、全9回~12回でも、もっと観たっかという気持ちで終わることが多い。

このギルティは違うという訳ではないのだが、3回にして、内容が濃いなあと思う。3回で、普通の連ドラ6回分ぐらいの内容、展開と感じる。別に早く観終わってしまいたいわけではないのだが、まだ3回目なんだと思ってしまう。

このドラマ、レギュラー陣の役者さんの仕事も素晴らしいが、その他の演技陣、芽衣子のターゲットになる役者さん達の演技も素晴らしいと思う。

特に、2、3回に登場する、悪徳弁護士・松永役の石丸賢二朗さんが素晴らしい。これから、もっと悪い、芽衣子のターゲットが出てくるかも知れないが、この松永が、今のところ、一番の悪人だった。

まんず、娘の美咲(美山加恋ちゃん)より、自分の命大事の悪人だった。

娘の心臓移植だって、その病院で儲ける為の売名手段の1つでしかなかったようだ。。その為の、心臓移植優先でズルをしているのであって、娘可愛さあまっての悪行、娘の為ではないのだ。

そんな親でも、殺してしまったら、美咲が可哀想という意見もあってしかるべきかも知れない。

穂影は社会人として、松永を殺すことを肯定はしないが、悪魔と契約している、善人、天使の芽衣子を擁護してみたい。

芽衣子は松永を殺すことで、美咲を救済してると思うのである。松永に死をもって、芽衣子にしたことを、つぐなわせて、いるのだが、同時に、心臓移植でズルをしたこと、本来、その心臓で助かったかも知れない患者、その家族に死をもって、つぐなわさせたと思う。その意味では、美咲の心臓移植をも、ある程度、その罪から救済した、松永を殺した行為かと思う。

実際、芽衣子が松永を殺さず、松永の心臓移植のズルが発覚したしたとしても、松永は死刑になることはなさそうだ。金の為にエイズ禍を起こした関係者でも、誰も死刑判決を受けていない。

芽衣子は、美咲の為にも、いやがる松永に死をもって、罪をつぐなわさとも言えるかもしれない。

極刑は、被害者関係者だけではなく、加害者・犯人側の(少なくとも、犯人の母親以外の)家族・関係者も救済する可能性を考える穂影である。

芽衣子は、罪のない、美咲には、十分に優しかった。もし、世間が松永の悪さを知っていたとしたら、芽衣子は世間の誰よりも、罪のない美咲に優しいだろう。

そんな、優しい芽衣子でも、ターゲットを死に追いやる場合は、回を重ねるごとに、恐くなっている殺すことを楽しんでいる。悪魔と契約して、力を得、芽衣子がミッションを実行している、ミッション達成に満足している、酔っている、というより、悪魔に体を貸して、殺人を悪魔に楽しませているようだ芽衣子の恐さではなく、悪魔の恐さだ菅野さんは、芽衣子ではなく悪魔を演じている

復讐、私刑は悪魔でなくては、できない菅野さんが身を呈して教えてくてれている。菅野さんは、このドラマでも、まわりを制して、信念で本気だ。

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