菅野美穂さんの「坂の上の雲」予習(1)

菅野美穂さんが、NHKドラマ「坂の上の雲」に出演される。原作では正岡子規の妹のお律の記述は少ないと言う。ファンとしては監督、脚本の演出を期待するところでもある。めっきり読書ペースが落ちている最近の穂影。やっと「坂の上の雲」の八巻のうち1巻を読み終えた。

1巻の巻末でやっとお律が登場する。療養で東京から戻った子規の看病をすることになるのだ。このときには、律はもう嫁に行っているのだが、実家、正岡家に頻繁に出入りしている。子規の親友、秋山兄弟の弟、淳さんこと真之には、思慕の思いがあるようである。その直之が帰省し子規を見舞う。

原作から膨らまそうと思えばできないことはない、お律ではあろう。

少ない、原作の記述からも、菅野さんにぴったりの役だと思えるのである。

お律は自分はもう他家の嫁のくせに、「私が看護するけん」と言いきった。

言い切るといったふうな表現は、この母親似の小柄で子猫のように頼りない身ごなしをもったお律にはふさわしくないようだったが、しかしいつの場合でもものごとを言い切るのがこの妹のくせだった。

子規は幼児のころ、組の悪童なかまにいじめられても泣いて帰るだけだけだったが、三つ下の童女であったこのお律は、「おにいちゃまのかたき」と、そういう言葉を吐いて石を投げにいったりして、近所では評判であった。かといって別にお転婆ではなく、平凡ながらシンのすわった娘で、その童女のままの心で大人になっている。

と記されていました。

帰省した子規がお律に再会するくだりでは

こんどの帰省で、子規にとってもっともまばゆかったのは、妹のお律がすっかり女らしくなってしまっていたことだった。

とあり菅野さんファンとしても楽しみです。

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