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2013年6月13日 (木)

まやかしの安全は許されない ゼオライト セシウム ”廃棄物+磁力”で放射能物質を除去する

2013年6月9日に放送された、TBSの夢の扉+ 福島の農地をよみがらせる!世界初の除染技術 ”廃棄物+磁力”で放射能物質を除去する!

で、関係者を誹謗中傷する気は毛頭ないが、気になったのは、放射能セシウムだけを90%以上除去できるというくだりである。

これが嘘だと言う訳でもない。ただ、正しかったとしてもの疑問なのである。私が思うに、土壌汚染というのは、汚染物質の拡散現象でもあると思うのである。相当に汚染物質の濃度差によって拡散するものと思われる。地下水脈等の影響もあろうかとは思うが、地中深く拡散するとしても、重力だけでそうなるとばかりとも思われない。濃度差による拡散も少なからず作用していると思われるのである。

従って、実験等の処理によって、処理前と較べて、90%除去できたとして、その測定がインチキでないにしても、実際の汚染土地において、その処理をした直後に測定して90%除去できることを予想することが、誤りでないにしても、ある程度時間がたっても、その90%の効果が持続するかが疑問なのである。

つまり、汚染土地の表層の汚染濃度を下げると、既に汚染が浸透し汚染濃度が高い地中の汚染物質が、汚染濃度差によって、処理した表面土に、にじみ出てくる可能性があると思うのである。90%の除去という数字は素晴らしいもので、それに嘘は無いにしても、その数字の捉え方を間違ってはいけないと思うのである。

一般的に言って一度、拡散した汚染物質を除去することは、生易しいものではない。環境汚染は恐ろしいものなのである。

このような技術があるから、繰り返し、この技術を施せば、あるいは継続的の施し続ければ、比較的安価に、汚染濃度を低く維持できる、というのは本当かもしれないが、90%除去できるから、1度やれば、安心、再計測の必要もないと言うのであれば、疑問もある。番組は、この点をクリアにしていないと思う。

無論、こうした疑問は、番組で紹介している技術固有の問題ではなく、他の提案される技術共通のものである。そして、紹介されている技術の他の技術に対する相対的な経済合理性を揺るがすものではない。ただ相対的にはそうかも知れないが、十分に絶対的な経済合理性・費用対効果を実現しているものではないかも知れず、それを誤解させるようなことは望ましくないと思うのである。

私は紹介されている技術は素晴らしいものだと思う。大切なこれまでの田や畑の土を廃棄しなくて済むということは素晴らしいことなのだ。特に、繰り返し、この技術を施す、あるいは継続的に施し続ける必要がある時にこそ、この技術は相対的に素晴らしいものであると言えよう。

しかし、それでも絶対的な経済合理性を斟酌することは大切だと思う。それいかんによっては、全く別の発想も必要となるからである。相当期間、農作地としての活用をあきらめる等の方策と合理的に対比されなければならない。まやかしの安全性は許されないからだ。国が傾くことを考えれば、費用対効果の悪いことにジャブジャブと金を使い、除染業者ばかりを潤いさせるような、金をドブに捨てるようなことばかりをしてはいられない。

何よりも放射能汚染、原発維持・推進の恐ろしさを、深く認識することが必要で、原発維持・推進をやめさせることが急務である。

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