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2011年5月23日 (月)

海水と再臨界 菅総理と斑目氏

福島原発で、事故の翌日、海水の注入が55分、中断したことに関して05/23 11:45のテレ朝newsのサイトの

「ムッとした」異例の政府側訂正に斑目氏 の記事を読んで。

「菅総理大臣から『再臨界の可能性はあるか』と聞かれたので、可能性はゼロではないと言った。可能性と危険性というのは全然違う」

といのが斑目氏の弁だそうだ。

記事全体の流れからすると、菅総理のこの問答が影響して、

東京電力は、中断した理由について「官邸から再臨界の危険性があるという意見があって政府の判断を待つ必要があるため、いったん停止した」と説明しています

という内容につながるように思える。

この記事からだけでは、穂影には、判らないのは、海水注入と再臨界の関係性、懸念を、菅総理は何から、誰から得たのかということである。

菅総理、自身の知見、発想からのことなのか、斑目氏からなのか、それとも他の学識者なのかである。

いずれにしても、疑念は、海水を注入し続けると、それだけ原子炉が実質廃炉、再使用不可能になる訳で、それを、したくない、未練として、海水を注入すると再臨界する危険があるという、問題にすりかえたい意向が誰かになかったかということである。

この、好ましくない意向が、菅総理のものだったのか、それとも、という疑念はある。

ただ、この意向が、菅総理自身の自発的なものでなく、例えば東電側の誰かだったりした場合、菅総理はそれを、隠す必要があるのだろうか? なんでもかんでも、東電の言いなりとか、野党は非難するだろうが、問題の性格上、その非難は必ずしも正しくないだろう。

斑目氏の場合、海水を注入し続けると、それだけ原子炉が実質廃炉、再使用不可能になる訳で、それを、したくない、未練があったと疑われがちな傾向はないだろうか?そして、菅総理に、微妙に、海水を注入すると再臨界する危険があるとほのめかしたと疑われることはないだろうか?

そして、そうではないとしても、菅総理の、ある意味、素人的な自発的な、懸念に、便乗、あるいは、菅総理が影響される第三者のからの菅総理の反応に、便乗したと、疑われることはないだろうか?

そのように、疑われるとしたら、可能性はゼロではないと言う言い方は、後での言い訳を用意した、極めて悪辣な仕業ということになる。その可能性はほとんどないので、海水を注入し続けるしかありませんというのが、正しい回答であったと疑われはしないだろうか?

菅総理は、理系出身と言えども、原子力の専門家ではない。総理というのは、こうした状況で、専門家の意見なくして、なんでもかんでも判断できることが期待されるべき立場ではない。米国の大統領だってそうだ。

場合によっては、菅総理に、再臨界の可能性はほとんどないので、原子炉が再使用不可になるにしても海水を注入し続けるしかありませんと言わずに、海水を入れると再臨界の懸念があるとほのめかした専門家は、国家大罪の可能性もある。

あるいは、菅総理の方にも、自発的に、原子炉が再使用不可になることに未練があって、中止したい意向があって、悪辣にも、後でそれを専門家のせいにする為に、再臨界がゼロでない言質をとったと疑われることもありはしないだろうか? その際わざと、同じ未練をもつ専門家、例えば斑目氏にそれを、求めたと、疑われることはないだろうか? いずれにしても、そうだったらとしたら、その専門家は、再臨界の可能性はほとんどないので、原子炉が再使用不可になるにしても海水を注入し続けるしかありませんと言わなかったのは、総理と共犯関係になりはすまいか。

ただ、私個人は、もし、そんな疑いがあるのなら、理系として、専門家であるトップがより罪が重いと感じる。

真の専門家としてトップの理系は、私は総理大臣でも大統領でもないのでとか、責任を総理や大統領に責任をなすりつけることは許されないのだ。理系としての正義、名誉、立場は一身独立して、自身の矜持で貫く以外にはない。

 

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コメント

私も全く同じ事を考えていました。
そもそも政府側に(特に首相に)海水注入をためらうメリットは全くなかった。
東電側には廃炉を避けたい事情があった。
だから斑目さん(その他東電に関係の深い官僚等)が海水注入のデメリットを吹聴していたのではないかと思っています。
海水注入中断がなかったことが判明するタイミングも不自然で、ウソのでっち上げで首相を追い込もうとした東電と自民党が、バレそうになったので事実を遅れて公表したようなタイミングでした。
そして正しい判断をしたはずの現場所長に対する東電幹部からの処分も、でっち上げを誤魔化すためのようでさらに不自然。

投稿: | 2011年5月30日 (月) 21時51分

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